政府は２０日、新型コロナウイルスの感染が拡大する沖縄県に緊急事態宣言を発令する方針を固めた。酒を提供する飲食店への休業要請などで感染拡大を防ぐ。発令期間は２３日から６月２０日までを見込む。
菅首相は２０日、沖縄県が要請した緊急事態宣言の取り扱いについて関係閣僚と協議した。その後、記者団に「専門家会議に諮ることを決定した」と述べた。２１日に専門家の意見を聞き、政府対策本部で決定する。
宣言の対象地域は、沖縄県が追加されれば、計１０都道府県に拡大する。
沖縄県では、４月１２日から那覇などで宣言に準じる「まん延防止等重点措置」が適用され、飲食店の営業時間短縮などの対策を取ってきた。しかし、大型連休後に感染者が急増し、県は１９日、病床の
一方、重点措置が適用されている愛媛県は感染状況が改善しており、今月末までの期限を前倒しして２２日で解除となる見通し。宣言発令を要請している岐阜県は引き続き、重点措置の対象とする方向だ。
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