仙台市の高齢者への新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場が、ＪＲ仙台駅東口のヨドバシカメラ仙台第２ビル（宮城野区）に設置されることが分かった。２１日から７５歳以上、２２日から６５歳以上の電話予約を受け付け、２４日に接種を始める。接種状況を見極めた上で、宮城県内の他市町村の高齢者も対象に加える方針。会場の設置と運営を調整していた東北大と県、仙台市などの関係者が２０日午後、県庁で共同記者会見を行い、詳細を発表した。
大規模接種会場の正式名称は「東北大（宮城県・仙台市）ワクチン接種センター」。ヨドバシカメラマルチメディア仙台が入る第２ビルの４階を利用する。運営時間は平日と土曜、日曜の午前９時半～午後５時。
当面は接種レーンを１５列設ける方針で、１日最大２１００回、１カ月最大６万３０００回の接種を予定する。ワクチンは、国が近く認可する米モデルナ製を使用する見通し。
東北大病院が最大１５人の医師を派遣。県医師会や県看護協会、県立病院機構、県病院薬剤師会、県薬剤師会も医療従事者を配置し、接種体制を構築する。
第２ビルは、公共交通機関の起点であるＪＲ仙台駅から徒歩数分の立地。感染防止策を行いながら、接種を行える十分なスペースも確保できると判断した。
６月９～１５日は使用できないため、ＴＫＰガーデンシティＰＲＥＭＩＵＭ仙台西口（青葉区）を代替会場とする。
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