2021年03月24日01時04分
【ロサンゼルス時事】米西部コロラド州ボルダーのスーパーで22日午後2時半(日本時間23日午前5時半)ごろ、銃撃事件があり、駆け付けた警察官(51)を含む10人が死亡した。警察は容疑者の身柄を拘束したが、特定の相手を狙ったかどうかは明らかになっていない。動機を追及する。容疑者も負傷して手当てを受けた。
捜査当局は23日、アハマド・アリッサ容疑者(21)を第1級殺人容疑で訴追したと発表。犠牲者は20~65歳だという。
米国では16日、南部ジョージア州でアジア系女性ら8人が犠牲になった銃撃事件が発生したばかり。サキ米大統領報道官はツイッターで、バイデン大統領がコロラド州の事件について報告を受けたと明らかにした。
容疑者は大型の銃を携行しており、銃撃は店の駐車場で始まったとみられる。目撃者は地元紙デンバー・ポストに対し、店内に入ってきた男が無言で撃ち始めたと証言した。
米メディアが放映した映像によると、上半身裸で脚から血を流した男が現場から警察に連行された。ボルダーは、コロラド州の州都デンバーの北西約40キロに位置し、コロラド大ボルダー校などの教育機関もある。
ポリス州知事は声明で「地域で起きた言葉にならない出来事に心が張り裂けそうだ」と述べた。
ボルダーは標高1600メートルの高地。2000年シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんが、故小出義雄監督と共に高地トレーニングを積んだ場所として日本では知られている。
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