2021年01月28日07時04分
自民、公明両党幹部が緊急事態宣言下、夜8時以降に東京・銀座のクラブなどを訪れたことに批判が強まっている。政府は罰則規定を含む新型コロナウイルス対策の特別措置法改正案などの早期成立を目指しているが、与党からは27日、「国会審議に影響が出る」(閣僚経験者)と懸念する声も出てきた。
問題となったのは、自民党の松本純国対委員長代理(衆院神奈川1区)と公明党の遠山清彦幹事長代理(衆院比例代表九州ブロック)。週刊誌の電子版で報じられた26日夜、両氏はそれぞれ国会内で記者団に事実関係を認め、謝罪した。
立憲民主党の福山哲郎幹事長は27日の記者会見で「猛省を促したい。全く言語道断だ」と厳しく批判。今井雅人衆院議員は、特措法改正案などの修正協議の場で「与党の国会議員が夜遅く遊びに行っている。過料、罰金を科すなら国会議員にかけるべきだ」と非難した。
一方、与党側は火消しに追われた。菅義偉首相は参院予算委員会で「国民の理解を得られる行動をすべきだ」と謝罪。中谷元・元防衛相は旧谷垣グループの会合で「幹事長通達で会食は控えることになっている。決められたことは守らないと示しがつかない」と苦言を呈した。
公明党の竹内譲政調会長も記者会見で「国民に心からおわびしたい」と平謝り。党本部には支持者らから抗議の電話が相次いだという。遠山氏は石井啓一幹事長から口頭で厳重注意を受けた。同党の次世代のホープと期待され、次期衆院選は神奈川6区からの出馬を予定している。党関係者は「将来に傷が付いた」と頭を抱えた。
からの記事と詳細 ( 緊急事態下、与党に緩み 夜の銀座「罰金もの」―野党批判 - 時事通信ニュース )
https://ift.tt/3aef0V2
No comments:
Post a Comment