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Saturday, June 20, 2020

トランプ氏、選挙集会強行 目立つ空席、挽回見通せず - 日本経済新聞

トランプ大統領の選挙集会の会場に向かう参加者は検問所でチェックを受ける(オクラホマ州タルサ)

トランプ大統領の選挙集会の会場に向かう参加者は検問所でチェックを受ける(オクラホマ州タルサ)

【タルサ(米オクラホマ州)=永沢毅】トランプ米大統領は20日夜(日本時間21日午前)、11月の大統領選に向けて3カ月半ぶりとなる選挙集会を南部オクラホマ州で開いた。新型コロナウイルスの感染拡大の懸念を抱える中で集会を強行し、反転攻勢に向けてテコ入れを図った。

ただ、約1万9000人を収容できる会場は満席にはほど遠く、空席が目立った。会場に入りきれない支持者の受け入れを想定していた会場外の特設ステージは使わないまま撤収した。民主党のバイデン前副大統領が有利に立つ選挙戦の局面打開への道筋はみえない。

「偽ニュース・メディアは集会に行くなと報じて妨害した。あなたたちは戦士だ」。トランプ氏は会場に詰めかけた支持者にこう呼びかけた。「物言わぬ大衆はかつてなく強い」と訴え、自らの支持は揺らいでいないと強調した。

トランプ氏の陣営は新型コロナの感染防止のため、参加者にマスクやサニタイザー(消毒剤)を無料で配った。ただ、20日には集会の準備にあたっていた陣営スタッフのうち6人の感染が判明した。

トランプ氏は米メディアの世論調査で民主党のバイデン前副大統領に後れをとっている。米政治サイトのリアル・クリア・ポリティクス(19日時点)の調査では、バイデン氏の支持率は50.1%とトランプ氏の41.3%を大きく上回り、その差は今年最大となった。

新型コロナの対応の不手際に加え、白人警官による黒人暴行死への抗議デモへの対処が批判を浴びたのも響いている。トランプ氏は支持者の鼓舞と拡大に向け、重要視する選挙集会の開催で反転攻勢をめざす。

トランプ大統領の集会の参加者にはマスクを着用していない人の姿が目立つ(オクラホマ州タルサ)

トランプ大統領の集会の参加者にはマスクを着用していない人の姿が目立つ(オクラホマ州タルサ)

オクラホマでは新型コロナの感染者が増加傾向にあり、18日には最悪を更新した。会場内でもある程度の入場制限がとられなければ十分な社会的距離を保つのは困難で、感染拡大の温床になるリスクがある。

トランプ氏は19日「私の支持者がタルサに押しかけている!」とツイートで強調した。タルサでは「反トランプ」を掲げるデモ参加者も集まり、緊張が高まっている。集会への抗議活動などによる混乱を避けるため、深夜から未明にかけては外出禁止令が発出されている。

集会は当初、19日に予定されていた。ただ、同日は奴隷解放の記念日にあたり、支持者らが変更を求めたためトランプ氏が変更した。米国では南北戦争で南部テキサス州が陥落した1865年6月19日を奴隷制が終わった記念日と定める。黒人暴行死への批判から同日の集会開催への批判が高まっており、トランプ氏は配慮を示した。

トランプ氏は南部テキサス、同フロリダ、西部アリゾナ、南部ノースカロライナの各州でも選挙集会を計画している。一方の民主のバイデン氏は現時点では集会を計画していない。

米大統領選

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