【ジュネーブ=細川倫太郎】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は20日、各地の抗体検査を分析した結果、新型コロナウイルスの流行が激しい地域でも「感染している人口の割合は2~3%未満にとどまっているようだ」と述べた。ただ、いったん感染しても十分な抗体ができていない可能性もある。
抗体検査はこれまでに感染し、免疫が備わったかを調べるもので、海外ではすでに導入が始まっている。WHOは抗体検査の器具を3千万個発注し、各国に送る予定だ。ただ韓国などでは感染から回復した後に再び陽性になる患者もいる。WHOは新型コロナについて回復者に免疫が備わっているかは不明だとの見解を示している。
一方、テドロス氏は、米国がWHOは新型コロナの情報を公開しなかったと批判していることに対し、「何も隠し事はしていない」などと強く反論した。米疾病対策センター(CDC)の職員もWHOに出向しており、すべての国がすぐに情報を得られる体制になっていると強調した。
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April 20, 2020 at 03:41PM
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新型コロナ感染、人口の2~3%未満か WHOが分析 - 日本経済新聞
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