【ニューヨーク=伴百江】新型コロナウイルスの感染者数が28日、米国で100万人を突破した。米ジョンズ・ホプキンス大学によると、米東部時間午後6時半(日本時間29日午前7時半)時点で101万717人となった。世界の感染者数は約311万219人で米国が3分の1を占める。米国に次ぐスペインは約23万人、イタリアも初めて20万人を突破した。死者数は全世界で21万6808人に達し、米国では5万8365人に上っている。
米国は新型コロナ感染急拡大(パンデミック)の「震源地」になっているが、各州での検査件数の拡大にともない、感染者数がさらに増えることが予想されている。米国の新型コロナによる死者数はこの日、ベトナム戦争での死者数(5万8220人)を上回った。
米国の感染者数全体の30%を占めるニューヨーク州では、経済活動再開に向けて、検査・感染者追跡・隔離という3段階の体制整備を始めた。検査所を増やしたり、感染者追跡のための要員を雇う必要が出ている。自宅に隔離できない人のためにホテルなど施設の確保も急いでいる。
クオモ州知事は、体制整備に加え、病院の処理能力を70%以下に保ち、感染率の1.1以下への抑制、新規入院患者数が14日間連続して減少することなどを経済活動再開の目安と説明した。
一方、全米50州のうち、ジョージアやサウスカロライナなど約10州がすでに経済活動を一部再開しており、今後の感染拡大にどう影響するか注目されている。
米政権の新型コロナ対策本部に加わる国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は米CNBCの番組で「効果的な治療法が見つからない限り、米国は悪い秋に突入する恐れがある」と指摘。また、経済再開に動く州に対しては計画が未熟だと「(感染拡大が広がった)数週間前の状況に逆戻りしかねない」と警告した。
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は27日の会見で、「新型コロナの感染拡大は終息からほど遠い」と発言。アフリカ、ロシア、東欧、ブラジルなど南米で感染が拡大しており、医療体制が不十分な新興国の状況に懸念を示した。
一方、フランスのフィリップ首相は28日、5月11日から外出制限を一部緩和する方針を発表した。スペイン、ポルトガルなど他の欧州各国も相次いで外出や経済活動の制限を段階的に解除していく方向を明らかにしたている。ロシアのプーチン大統領は「感染のピークはまだ迎えていない」とし、4月末が期限だった外出制限を5月11日まで延長した。
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April 28, 2020 at 12:02PM
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新型コロナ:コロナ感染者、米国で100万人突破 世界の3分の1に - 日本経済新聞
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