北海道中富良野町の小学生の兄弟2人を含む3人の新型コロナウイルスへの感染が21日、道内で新たに確認された。道と町は今後、ほかの児童や保護者らの健康状況を観察する。道庁で記者会見した鈴木知事は「さらに危機感を持って対応していかなければならない」と険しい表情を見せた。
道によると、この兄弟は15日に弟が発熱。15、17日に医療機関を受診し、19日になって上川地方の感染症指定医療機関に入院した。兄も18日に発熱した後、19日に感染症指定医療機関に入院した。兄弟はウイルス検査を受け、21日に陽性とわかった。
兄弟に直近の海外渡航歴はなく、通学方法など、これまでの行動歴や濃厚接触者を道が調べている。
兄弟が通う小学校は21日、校内を消毒し、夜に臨時の保護者会を開いた。小松田清町長らは、約65人の保護者を前に経緯を説明し、3連休明けの25日以降の休校も検討していると明かした。
長女が同小に通う40歳代の主婦は、読売新聞の取材に「うちの学校で感染者が出るとは思わなかった。できれば児童全員の検査をしてほしい」と不安そうに語った。
兄弟の感染確認を受け、町は対策本部を設置し、町内で行われる各種イベントや会議を中止・延期する方針を確認した。また特別養護老人ホームの面会と外泊も禁じた。22日からの3連休は町役場に相談窓口を設け、発熱している住民から相談があれば保健所に連絡する。
一方、千歳市の小樽検疫所千歳空港検疫所支所の女性検疫官は16日に微熱が出て、18日に医療機関を受診。21日に陽性が確認された。行動歴は調査中だが、鈴木知事は記者会見で、「人と触れ合う状況の中で仕事をすることもあるだろう」と述べた。
検疫官は、空港で国際便の到着客に検疫カードを渡して自覚症状の有無を確認し、日本での滞在予定を聞き取るなどしている。支所によると、新千歳空港の検疫官は新型コロナウイルスの流行前から、検疫時にはマスクを着用しており、現時点で感染経路は不明としている。
感染拡大を受け、道は、道立衛生研究所の検査装置を増やし、保健所に配備するマスクや消毒液を追加する予算を確保した。現在は開設時間が限られている相談窓口を、24時間受け付ける態勢に改めることも検討している。3連休も通常通りの検査態勢を敷くという。
また道は、経営に影響を受ける中小・小規模企業を対象に、3月上旬に相談会を全道9会場で開く。
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主婦「うちの学校で出るとは…」小学生兄弟の感染、保護者に不安の声 : 国内 : ニュース - 読売新聞
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